QAチケットの粒度をどうするか問題

システム開発で、QAの管理をBacklog等で管理することがあるかと思います。
この時、どういった 粒度でチケットを起票するか、よく悩みます。
今までの経験をもとに改めて考えてみたので、その結果を記載します。

結論

チケットは、質問内容をタイトルに表せられる程度の粒度にするのがベストだと思います。

理由

どのチケットで質問したか探しにくくなるのを防ぐため。

例えば、とある画面設計書の項目Aに対するバリデーションチェックについてQAを投げるとします。
その時、タイトルは「項目Aのバリデーションチェックの確認」みたいになると思いますが、
後から項目Bのバリデーションチェックでも確認することが見つかり、
同じチケットで追加で質問するとします。
そうした場合、タイトルからは項目Bの確認をしていることが推測できません。
起票した本人ならなんとなく覚えているかもしれませんが
他の人であればまずわからないと思います。

細かくしすぎてチケットの数が膨大になるのを防ぐため。

例えば、項目Aの必須チェックに関する質問と、上限値チェックに関する質問がある場合、
それぞれチケットを起票するという手もあると思います。
しかし、粒度を細かくしすぎると、チケットの数が膨大になり
その分管理が大変になるというデメリットがあります。
この例であれば、「項目Aのバリデーションチェックの確認」といったタイトルのチケットで
まとめて確認するのが良いかと思います。
タイトルから質問内容も推測できますし、チケットが膨大になるのを防ぐこともできます。

補足

1つのチケットには1つの質問だけ みたいな話をしばしば聞いてきました。
これはこれで良いことだと思います。
そのチケットのクローズ条件が明確になる といったメリットがあると思うので。
ただ、理由の2点目にあげたように、チケットの数が膨大になってしまうことを考えると
まとめられるものはまとめても良いのかなと思います。

ただ、これはあくまでも私個人の考えであり、
何がベストかはそれぞれのプロジェクトメンバー全員で話し合って
方針を決めるのが良いと思っています。